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動画作成方法Step2:連番画像ファイルからmp4ファイルを作成する【AfterEffects】

2024 12/28
2024-12-28

MayaのArnoldでレンダリングした連番ファイルをAfter Effectsで動画にする方法について説明します。

前回はStep1としてMayaのArnoldを使用して連番画像を「シーケンスレンダー」で書き出しする方法を解説しました。

Step1の内容はこちら
動画作成方法Step1:連番画像ファイルをレンダリングする【Maya】 ここでは、Mayaで作成したアニメーションを動画ファイルにする方法について説明します。 通常3DCGでアニメーション動画を作成する際には、直接動画形式(例: MovやMP4)…


今回はStep2としてAfterEffects、MediaEncoderを使用して連番画像をmp4ファイルに変換します。


Contents

必要な準備


  • Mayaでのシーケンスレンダーを完了し、連番画像(例: image_0001.PNG, image_0002.PNG)が揃っている。
  • Adobe After Effects , Adobe Media Encoderがインストールされている。

After Effectsでプロジェクトを作成

Adobe After Effectsを起動します。

新規プロジェクトを作成します。

スタートアップスクリーン画面で新規プロジェクトを選択するか、
メニューから「ファイル> 新規 > 新規プロジェクト (File > New Project)」を選択します。


連番ファイルをインポート

プロジェクトウィンドウから、ファイルをクリックし、「読み込み > ファイル… (Import > File)」を選択。

「ファイルの読み込み」ウィンドウが開きます。

Mayaでレンダリングした連番画像のファイル(例: Animation_walk.0001.png)を選択します。
フレームの番号はどれでも構いません。

シーケンスオプションで「PNGシーケンス (Sequence Files)」オプションが有効であることを確認します。
この設定により、連番ファイル全体が一つのクリップとして読み込まれます。

読み込みをクリックして連番画像をインポートします。

プロジェクトパネルにanimation_walk_1[0001-0032].pngというファイルが追加されます。

フレームレートの変更

AfterEffectsは通常30フレーム/秒(1秒間に30コマの速さ)で再生されます。
今回のアニメーションは24フレーム/秒(1秒間に24コマの速さ)で製作しました。
相対的にMayaで作った時より早く再生されてしまいます。
そこで、追加されたアニメーションファイル(これをフッテージと呼びます)のフレームレートを変更します。

追加されたanimation_walk_1[0001-0032].pngをマウスで右クリック
フッテージを変換 > メイン…
を選択します。

フレームレート
 予測フレームレート: を24フレーム/秒
に変更しOKをクリックします。


コンポジションを作成

連番ファイル(フッテージ)からコンポジション(動画作業ファイル)を作成します。

プロジェクトパネル内の連番ファイルをドラッグ&ドロップでタイムラインパネルに追加します。


連番ファイル(フッテージ)がフレームの範囲と再生範囲がぴったり合った状態でコンポジションに読み込まれます。

コンポジションパネルに連番画像が表示されます。
スペースバーを押すとループ再生が開始されるので確認しましょう。
もう一度スペースバーを押すと再生停止です。

エフェクトや編集を適用(必要に応じて)

必要に応じてカラー補正や明るさの調整を行います:

今回は少し暗かったのでトーンカーブでガンマ値を上げました。
2Dアニメーション作品では使うことは稀ですが…お好みでモーションブラーのチェックを入れても良いでしょう(早いアニメーションの際にブラーがかかります)。


mp4形式の動画として書き出す

読み込みと調整が終わったら、一旦AfterEffectsのプロジェクトファイルを保存します。
その後、Adobe Media Encoderという別のソフトに上記コンポジションファイルを引き継ぎます。
AfterEffectsではmp4ファイルの生成(エンコード)が出来ない為です。

メニューから「コンポジション > Adobe Media Encoderキューに追加…」を選択します。

Adobe Media Encoderが起動します。ウィンドウが開くまでしばらく待ちます。

Media Encoderエンコード設定

コンポジションが読み込まれた状態でウィンドウが開きます。エンコードの設定を行います。

エンコードとは?

動画ファイルのデータを圧縮し、特定の形式に変換する作業のことです。これにより、ファイルサイズを小さくし、ご自身のPCやインターネット上での再生や保存がしやすくなります。通常は圧縮効率が良く汎用性の高い.mp4形式にエンコードします。

書き出し設定を変更します。

形式:H.264(MP4形式で一般的なフォーマット)
出力ファイル:ファイルの出力先とファイル名を指定します。

画面サイズの変更

デフォルト設定ではフルHDの1920*1080のサイズでエンコードされます。
無駄な領域をエンコードしないように設定を変更します。
プリセットの「 (高品質 1080HD)」をクリックして
「書き出し設定」ウィンドウを開きます。

ビデオ 
  基本ビデオの設定
  ソースの一致

をクリックします。画面サイズがレンダリング時のサイズ(1024*1024)に変更されます。

エンコードの実行

設定完了後、エンコードを実行します。

画面右上の「▶」をクリックしてエンコードを開始します。
コンポジションの内容によって数分~数十分かかることもありますのでプログレスバーで進捗状況を確認しながらしばらく待ちます。


.mp4ファイルの確認

エンコードが終わったら指定したフォルダに保存された.mp4ファイルを確認します。

「出力ファイル」のパスをクリックすることでフォルダが開きます。

.mp4ファイルですのでWindows Media Playerなどの再生ソフトでループ再生が可能です。

これで、MayaのArnoldで出力した連番ファイルをAfter Effectsで動画にする方法を体得出来ました。
おつかれさまでした。


ゼミ資料
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